履歴

田胡氏は2011年に東京工業大学(Tokyo Institute of Technology)生命理工学部を卒業後、同大学大学院生命理工学研究科にて、生物有機化学、特に核酸化学分野で研究を行い、2013年に修士論文「マイクロフロー反応及び固相反応を利用した修飾核酸の高効率合成法」にて修士課程を修了する。

博士課程中に、2013年から1年間カナダ、モントリオールにあるMcGill大学に研究留学を行う。留学期間中は、特に人工RNA合成及び核酸医薬への応用について研究を行う。その後東京工業大学大学院にて研究を続け、2016年に博士研究課題「核酸医薬開発に有用な塩基部保護ウリジン誘導体および分岐RNAの効率的合成法に関する研究」にて博士号を取得する。田胡氏はその博士論文により、2016年度コラファス賞を受賞する。また、博士課程中は東京工業大学の教育プログラムである情報生命博士教育院より奨学金の支援を受ける。

2016年より、ドイツのミュンヘン大学にて博士研究員としてケミカルバイオロジーの分野にて、RNA中のエピジェネティック修飾に関する研究を行う。

2019年当ミュラーボレに加わり、2023年に欧州弁理士資格を取得。

専門分野

専門分野は有機化学、無機化学、高分子化学、創薬化学、バイオテクノロジー、生化学、遺伝子学、ナノテクノロジーなどである。